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STAFF

スタッフの声

OT

作業療法士

①前職の病院勤務で抱えていた葛藤、不安

前職は病院に勤務しておりました。就職当初はリハビリテーション科で、例えば、脳梗塞により身体が思うように動かなくなってしまった患者さんと向き合っていました。やりがいを感じる一方、次第に「患者さんの心」を置き去りにしているところに疑問を抱くようになりました。

例えば、リハビリに取り組むペースです。治療開始から3~6ヶ月で退院を急かされるなど、病院側のルール、事情が患者さんの希望よりも優先されてしまいがちな環境であると感じました。

また、自分自身が望むキャリアを歩みにくいことが課題でした。私は「身体だけでなく心に向き合える作業療法士」を目指していたこともあって、精神科があるこの病院に就職しました。勤務5年目にようやく精神科に配属させていただいたのですが、人手不足により2年でリハビリテーション科に戻ることとなりました。

このように「患者さん・スタッフの心」よりも、組織の都合が優先されてしまう環境へのもどかしさを感じていたのです。

②私がなぎと出会ったキッカケ

2022年4月23日のことでした。千葉県流山市で開催されていた自閉症の方々とアート作品を作る「AOAart」というイベントのボランティアに参加した際、なぎの代表の実戸さんと出会いました。

実戸さんから「訪問看護ステーション」の経営のお話、目指されていることを聞かせていただいたり、私の病院勤務で感じている葛藤に向き合ってお話を聞いてもらえて、とても嬉しかったです。実戸さんとはその後も、ボランティアでの交流や、一緒にご飯に行かせていただき、お話をさせていただきました。

なぎで働くことに興味があるものの、人手不足で何とか病棟を回さないといけないこともあり、なかなか転職までは踏み出せない状態でした。ただ、自分自身の価値観やキャリアを大切に働きたい気持ちから、2023年9月30日に退職し、10月からなぎに入職することを決意しました。

③なぎに所属してみて感じたこと

なぎのインスタグラムでも紹介しているお話なのですが、なぎに入職する前に朝礼に参加させていただいた時のお話です。そこでは、スタッフ一人一人が「日頃支えてもらっているエピソードや感謝の気持ち」を口にされていたのです。「こんなに話し合いの文化があるのか!」と驚きました。

また、その日に利用者さんのお宅への訪問にも同行させていただけたことで、具体的になぎで勤務するイメージも持つことができ、不安や疑問を解消していただけたことも嬉しかったです。

④訪問件数をこなすのではなく、少し先の未来を創/想造する

なぎでは一人の利用者さんに対して看護師、精神保健福祉士、作業療法士、公認心理士が個別に訪問しています。性別やキャラクターによって聞かせていただけるお話は変わるのですが、それはチームで共有します。

なぎの行動指針には「立場の変換」というものがあるのですが、チームで利用者さんの希望や情報を共有することで、各スタッフの視点も共有できます。それによって、利用者さんの想いを想像したり、自分の思い込みに気づくこともできます。

その上で、必要に応じて保護者や関係機関ともコミュニケーションし、本当に利用者さんにとってベストな「少し先の未来」を共に創ることを大切にしている場所であると実感しています。

また、なぎは、スタッフに対しても応援してくれる場所です。例えば私も「広報」を担当させていただいているのですが、裁量を持って挑戦させていただいています。作業療法士として利用者さんのお気持ちを聞くことはもちろんですが、私やなぎの想いを言葉にしたり、表現をしていくことで、もっとなぎの世界観を広げていきたいと思っています。

⑤訪問看護ステーションでの勤務を考えているあなたへのメッセージ

いろんな訪問看護ステーションがありいろんな条件があると思います。そんな中どの訪問看護ステーションを選択するかの最後の決め手は、「あなたらしく働ける、いられる場所なのかどうか」を大切にしていただきたいです。そのためには、職場の雰囲気や信念などを実際に「体感」してから選択してもらいたいんです。

なぎもあなたの選択肢の一つになればと思います。あなたの目標も、なぎの目標も共に大切にしていけると嬉しいです。

私も先輩からしてもらったことを、あなたにさせていただきたいです。気軽になぎに見学にきてもらえたらと思います!

慣れないうちは、一緒に同行訪問しましょう! あなたに会えるのを楽しみにしています!